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この記事の要点
2026年10月13日に東京都大田区の大森教会で開催された日本キリスト教会大会靖国神社問題特別委員会主催の全国協議会で、中京大学教授の松谷満氏が「平和・人権・正義――リベラリズムはなぜ若者に届かないのか」と題して講演しました。松谷氏は若者の左派・リベラル政党離れの背景を世論調査を基に分析し、政治的分断を超えるために「寛容」と「利他」の精神が必要だと訴えました。 [1]
松谷満氏が若者の左派離れを講演で分析
2026年10月13日、東京都大田区の大森教会で日本キリスト教会大会靖国神社問題特別委員会主催の全国協議会が開催され、中京大学教授の松谷満氏が「平和・人権・正義――リベラリズムはなぜ若者に届かないのか」と題して講演しました。松谷氏は若年層、特に大卒男性の間で左派・リベラル政党への嫌悪感が強まっている現状を、各種世論調査をもとに詳細に分析しました。 [1]
若者の左派離れの背景と政治的分断の実態
松谷氏は、若者の左派・リベラル政党離れの背景に、原発推進や安全保障強化への支持、そしてインターネットの接触頻度の高さがあると指摘しました。2025年には立憲民主党と共産党を嫌う若年大卒男性の割合が45%に達していることを示し、かつて信頼されていたマスメディアや学術的権威の影響力が弱まったことも影響していると分析しました。 [1]
リベラリズムと右派の多様性についての解説
松谷氏はリベラリズムを個人の自由や権利を重視する立場と説明し、信教や言論の自由だけでなく、国家や多数派、慣習からの自由も含まれると述べました。一方で「平和」や「正義」は日本の左派・リベラル勢力に特徴的な歴史的背景を持つと指摘しました。また、右派・権威主義は一枚岩ではなく、愛国、伝統、排外、反左派の4類型に分類され、すべてに該当する人は0.2%にとどまる多様な実像を持つことを紹介しました。 [1] [2]
若者の政治意識の変化と保守・革新の意味の変遷
若者の政治意識では「保守」と「革新」の意味が変化しており、40代以下の層は既得権益への挑戦や改革派を革新とみなす傾向があります。これにより、従来の政治的ラベルの自明性が失われ、若者は支持政党を選びにくくなっていることが指摘されています。こうした変化は冷戦終結やバブル崩壊以降の社会背景に起因すると分析されています。 [3]
寛容と利他の精神で政治的分断を超える提案
松谷氏は講演の最後に、政治学者フランシス・フクヤマが重視する「寛容」と、思想史家ヘレナ・ローゼンブラットがリベラリズムの源流に見出す「利他」の精神を紹介しました。対立する相手を過度に悪魔化せず、共感できなくても背景を理解しようとする姿勢が重要だと訴え、靖国神社問題をめぐる対立も対話と理解によって新たな道が開けるとの希望を示しました。 [1]
出典・参考資料
- [1] 「寛容と利他」で分断を超える 日キ教会 靖国神社問題全国協議会で松谷満氏が若者の左派離れを分析 2026年10月13日 – キリスト新聞社ホームページ — www.kirishin.com / ページの配信日時: 2026-10-13T11:36:26+00:00
- [2] 朝日新聞出版 最新刊行物:新書:「右派市民」と日本政治 — publications.asahi.com / ページの配信日時: 不明
- [3] 若者の政治意識 自明性を失う「保守」と「革新」 宇野重規・東京大学教授|好書好日 — book.asahi.com / ページの配信日時: 不明
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